マイクロソフトは、iOSプラットフォーム向けOffice Insiderプログラムのメンバー向けに、Word、Excel、PowerPoint、Office Mobileに多数の新機能を導入しました。最新のOfficeバージョン2.52(21072700)では、自動保存をサポートしているドキュメントにステータスインジケータが追加され、ユーザーは変更内容がクラウドに安全に保存されていることを確信できるようになりました。
新バージョンのOfficeでは、Office MobileアプリでPDFファイルをダウンロードして、オフラインでアクセス可能になります。 また、新バージョンでは、レンズカメラを使ってテキストや表の内容を抽出することができるようになります。
新バージョンでは、スクリーンショットを撮る際にドキュメントを再スキャンするという、非常に喜ばしい機能も導入されています。 最新のOfficeアップデートをインストールしたiPadのOfficeユーザーは、あるオブジェクト(セルや範囲)のすべての書式をコピーして、ワンクリックで別のオブジェクトに適用することもできるようになります。
Word、Excel、PowerPoint、Office Mobileに適用されます。
オートセーブの状態を表示する機能が追加されます。
誰もが自分の成果物が消えることを心配したくありません。そのため、自動保存に対応したiOSのファイルには、ステータス表示を追加しました。 保存状況がアプリのファイル名の横にはっきりと表示されるようになったので、変更がクラウドに安全に保存されていることが保証されます。
Office Mobileに適用されます。
オフライン状態でPDFファイルにアクセスします。
仕事をしていると、常にオンラインであることは期待できません。 Office MobileでPDFファイルをダウンロードできるようになったので、オフラインでもPDFファイルにアクセスできるようになりました。 オンラインのPDFファイルをお使いの端末にダウンロードするには、クラウドのアイコンをクリックしてください(三点メニューの表示の左側)。
右クリック操作:画像をテキストや表に変換
レンズイメージャーを使って、画像からテキストや表の内容を簡単に抽出できるようになりました。 この機能を使うには、レンズイメージャーを起動し、「新しいアクションモード」をタップします。 画像のテキスト部分を選択し、「続ける」をタップします。 その後、テキストをWordにエクスポートしたり、コピーしたり、共有したりすることができます。
● 画像からテキストへの手書き支援
この機能を使えば、手書きのメモをデジタル化して、デバイスでどこにでも持ち運べるようになります。 この機能を試すには、>をクリックするだけでテキストに変換されます。 (この機能は現在、英語版のOffice Mobileでのみ提供されています。)
● スキャンしたドキュメントの並び替え
Office Mobileのスキャン機能に対するユーザーの要望の中で最も多いのが、スキャンした文書を取り込み時に並び替える機能です。 それができるようになりました。試しに、レンズスキャンで画像を撮影し、>をクリックして、ファイルを好きな順番に並べ替えることが可能です。
Excelに適用されます。
Format Painterであらゆるフォーマットを素早くコピー
iPad版Excelでは、デスクトップ版と同じ機能を持つ「フォーマットペインター」機能が利用できます。「フォーマットペインター」は、1つのオブジェクト(セルや領域)からすべてのフォーマットをコピーし、1回のクリックで別のオブジェクトに適用することができます。 試しに、すべての書式をコピーしたいセルを選択してみましょう。 次に、メインタブにある「書式ペインター」アイコンをタップして、コピーしたい書式のセルを選択します。 もう一度アイコンをタップすると、機能がオフになります。